12月27日(火)

子どもは嫌いだ。
仕事の一部だし、かつ、子どもたちが「わかる」ように輔助するのは好ましいのだが、公共の交通機関の中で傍若無人なのは閉口する。
今日は、夕方、福岡から仙台に移動した。前後を子どもたちに囲まれた。後ろの子どもは、定期的に「蹴る」、前の乳児は泣き叫ぶ、斜め前の子どもは…お子様一人旅で姉弟のようだった…は、機内アナウンスを無視してシートベルトを外したりテーブルを下ろしたり、何故かハラハラしていた。
後ろを振り向いて、じっと、目を見て、「ぼく、お願いだから、蹴らないで」と言ってみようかと、何度も思ったけど、その度に、定期的な「蹴り」が止む…両親が居たようだが、「ほら、おじさんに怒られるでしょ」なんて言われる可能性もあって…その場合には、お父さん、そのような叱り方ではだめですよ、と、講釈を垂れる準備までしていたのだが…止めた。
PowerBookG4(12インチ)に保存しておいた家元の噺を聴きながら、ひたすら、我慢。
到着後、降りる準備をしているとき、のこと。
ふと見ると、男の子用のジャケットが通路に落ちていた。嫌いなのに、
「これ、誰のかな〜」
と言ってしまった。すると、「蹴り」を入れていた男の子が、困ったような顔をしていた。母親が受け取った。
…「君がお礼を言わないといけないよね〜」とは言えなかった。
斜め前の姉弟のお姉さんが弟に向かって、「あんたは奥に行き、荷物降ろすけん」と言っていたのが聞こえた。
嫌いなのに、手伝ってあげようか、と考えてしまった。何しろ、あたしの前にいるおっちゃんは、完全に無視しているし、そもそもそのおっちゃんが邪魔で荷物が降ろせないのだもの。
「荷物、どれかな?、降ろしてあげようか」
と尋ねると、
「この上、届かない…」
と、照れていた。そりゃ、そーだろう。突然、知らないおっさんから声をかけられたのだから。警戒するだろう。
とりあえず、真上の棚の、お土産と思われる袋、ジャケット二つ、をとって渡した。
二人揃って、お礼を言ってくれた。なかなか、しっかりしている。
…搭乗口では、両親に抱きついていた。緊張したんだろうね〜
…自慢じゃないが、一人旅なんて、あたしにはできなかったことだな。
で、さらに、出口に向かって通路を歩いていると、子ども(乳児)連れのおばあさんにあたる人、が、キャスター付きの大きな荷物を棚から下ろそうとしていた。思わず、
「手伝いましょうか?」
と、右手で荷物を持ってしまった。子どもは嫌いなのに。
嫌いでも、将来、あたしの年金は、この子どもたちの背にかかっているのだから、今のうちには手伝っておこう、と、取り繕うような理由を考えて…
到着口にたどり着いたら、とても気分が悪くなっていた。
バスで40分、仙台駅に到着。薬屋で胃薬と、頭痛薬を購入。後、タクシーでホテルに。
とりあえず、胃薬を飲んで、休んで、PowerBookG4(12インチ)の環境を整え、て、いるうちに、食欲がちょっと出てきたので、近所のコンビニで適当な食料…酒も含む…を仕入れ、この日記を書いている。
360mlの泡盛が空きそうだ。
持ってきた「24 -TWENTY FOUR- シーズン4」を見て、寝よっと。


3 comments to this article

  1. 神経症性うつ病日記

    on 2012年9月26日 at 20:39:25 -

    ホテルでの一日

    フロントから電話がかかってきた。時計を見ると、13時過ぎ、それまで、寝ていた。 泡盛で二日酔い、も、あったけれども、どうにも、起きる気になれなかった。 久…

  2. 神経症性うつ病日記

    on 2012年9月27日 at 13:24:01 -

    パッチ

    このブログ内で相互にトラックバックができなくなっていることに気づいた。 過去の投稿に対してトラックバックを送ると、 トラックバックは失敗しました:HTTP…

  3. ちょこっと閲覧人

    on 2012年10月1日 at 22:35:11 -

    遅いコメントですが…
    子ども、なんだか好きっぽい感じがします(笑)。
    ちなみに私は好きでも嫌いでもありません。
    あ、でも、どちらかといえば嫌い寄りかも。
    (女性がこんなこと言うのはマイナスに見られてしまうか…)
    トラウマかなにかわからないけれど、泣き声がダメ。聞いたとたんぞわーっと鳥肌が…やはり何かあるのかも。
    ときに、見知らぬ人に親切にされるというのは非常に嬉しいものですね〜
    先日、帰省のため一人で博多駅へ地下鉄で向かっていたときのこと。
    私は非常に重い、かつ大きなボストンバックを抱え、片手にはパソコンを入れた袋を持って苦戦しておりました。…多分、30kはあっただろうなあ…
    地下鉄を降りる際、パソコンの入った袋の取ってがバリッと破け、パソコンごと抱える羽目に。
    重たいボストンバックもあるのに…と、途方にくれているところに、同じ車内にいた中年の男性が、突然ひょいとバックを持ち上げて「持っていってあげるよ」と、高速バスの乗り場まで運んでくれたんです。
    これにはびっくりするのと同時に、ものすごく嬉しかったですね。こんないい人がいるんだ!と、状況が状況であった分、感動もひとしおでした。
    …とはいえ、バスから降りたら全て一人で持ち歩かなければならなかったので、案の定肩を痛めてしまいましたが。