公開忘れ…2007年4月14日(土)

今日は、仙台に行く日だ。
前の晩、結局、よく眠れなかった。
午前3時前に起きてしまう。
次回の授業の教材*を作りながら、電子シラバスシステムを見直したり、その間、寝たり起きたり。
そんなこんなしているうちに8時になってしまった。
シャワーを浴びる時間がない。
タクシーを呼んで空港に向かう。
飛行機は、新幹線並みに揺れた。結構、疲れた。疲れを自覚できている。
妹に、食事をしてからホテルで少し休むことをメールで伝えた。
休むと言っても、寝てしまっては困る。ので、窓の外を見ながら煙草を吸ったり。
15時過ぎに実家に向かった。16時からは、家族そろって担当医の話を聞かなければならない。
父親がごねた。行きたくない、と、言うのだな。
妹と2人、とにかく、運動を兼ねて出かけるように勧める。
母親が相手ならばごね続けたことだろうが、支度をし始めてくれた。
タクシーを呼ぶ。
運転手の後ろに妹、助手席にはあたし、あたしの後ろに父親が乗った。
あたしが助手席のドアを閉めたところ、妙な音がした。
父親の右手があったのだな。
なんとまぁ、我慢強いのだろう。
血が出てきた、と、言っただけ。
運転手に頼んでコンビニに寄ってもらい、アイスパックを買ってとにかく冷やした。
とーちゃん、ごめんなさい!

父親は、血液凝固抑制剤を服用している。
開きが悪くなっている心臓の弁に負担をかけないように、血液をひたすら流すのだ、な。
納豆を食べてはいけないのだった。
大好きだったのにな。

大学病院に到着。
時間外入口から手続きをして病室に向かう。
母親は、妹が見舞った時の病室には居なかった。
どうしたのだろう。
病棟を一回りした。最初に入院した時に入っていた部屋にいた。
我々を見るなり、なんとも悲しい表情をした。何だかおかしい。
「わたしのことを、みんな、頭がおかしいと思っている!」
うーん、脳内伝達物質の出が悪いのだから、確かに頭がおかしい…誰かつっこめぇ〜
まくし立てるように、不満を語り出した。

ウサギ男、それも、出っ歯、いつも見張っている、らしい。
さらに、ベッドの寝た時に頭が来る位置の上、要するに電源やらナースコール用のコードやらが付いている場所、に、赤いランプが点いて、寝返りを打つよう様子を監視している、と言うのだな。

あれ、まぁ、譫妄だよ、これ、きっと、そうそう、間違いないっ

で、医者との会合、全く新しい情報がないまま、今の状況を考慮すれば自宅に戻って療養した方がよい、ということを兎に角医者は言いたがった、のだよ。
つまり、譫妄対策にほとほと手を焼いているのだ、家族が引き取って何とかせぃ、と言うこと。
おいおい、医者かよ、おまえら。
そうそう、医者は判断しかしないから、いいのだよ、ね、これで。
看護師が済まなそうにちんまり座っていた。
まだまだ、白い巨塔、なんだろうね。

我が母校の大学、医学部は別なのだろう。


*ビデオ教材をDVD化、さらには、iPodだけで再生可能にしたい、と、思ってしまって、さぁ大変。


One comment to this article

  1. 神経症性うつ病日記

    on 2012年9月29日 at 22:16:15 -

    夢かうつつか譫妄か

    夢を見る。特に、父親が亡くなってから、頻繁に、似たような光景だ。うつ病になって、治療薬、眠剤を服用するようになってから、夢に色が付いていることに気付いた。…