2008年8月25日のこと

週末から某K本大学での集中講義に出かける事になっている。
教室のAV機器、事務に用意させたOHPとスクリーンが使い物になるかどうか、確認するため、下見に出かけた。それと、資料の原稿を事務に手渡すため。

集中講義のために教室の下見をする大学教員なんて、極めて珍しい、と、思う。
が、元国立大学を始め、私立大学でも、どこも似たようなAV操作卓というのがあって、集中管理できるようになっている、のではあるが、使い方がわかりにくかったり、使われていなかったり、初回の授業前だけの準備だけでは、たいてい間に合わない、否、間に合わなかった。

今年で3回目、である。
博物館学芸員の資格のために必要な授業なのだが、この分野、教育と情報やメディアの事がわかっている人材が少ないらしく、あたしは貴重な人材らしい…誰もそのようには考えていないみたいだけどね。
行ったついでに、博物館や美術館等を見学し、教材研究という名前のあら探しをしてくる。
…県立博物館のティラノザウルスの絵は、未だにゴジラのように直立している。
陳列すれば学習が進む、というような妙な考え方をぶち壊したい、のだ、な。

それはそれとして。
喫煙所がなくなっていた。正確には、少なくなっていた。
講義棟の階段の下に、不要なモノドモと並んで灰皿が置いてあった。
ちなみに、不要なモノドモの中には、重要文化財指定云々と書かれた木材がころがっていた。
あれだけ乾燥していたら、燃えるぜ。

元国立大学では、非常勤講師の控室が用意される事はほとんどない。
実際、あたしの職場では、院生研究室に講師をお招きして休憩していただいている。
昨年は、教室にずっといた。そもそも、控室の事など、事務員の口から出てこなかったし。
なんだろうねぇ。

今回目に付いたのは、藤崎宮である。
タクシーの窓から見た作りが福岡の筥崎宮に似ている。とすると、祭られている神様は、多分、天照大神、伊勢神宮系だろう。
で、喫煙所でたまたま知りあったロースクールの院生に、初詣でにはどこに行くのか、と尋ねてみた。
答えがいい。一緒に行く人によって違う、らしい。
なるほど、ね。
福岡の櫛田神社は、スサノオが祭られている。荒ぶる神だ。だから、半裸の男達が町中を駆け巡るという祭りがあるのだ、と、仮説を立てているのであった。

で、藤崎宮だ。予想通り、伊勢神宮系だった。
おみくじが数種類用意してあった。
血液型別おみくじには、正直、驚いた。
あたしは、七福神おみくじを引いた。
当然、恵比寿が当たると予想。外れた。
布袋だった。いつもニコニコしていろ、ということらしい。
これまでは、人々の笑いをとれ、だったのだけれども、もう、笑いをとる必要はないのだな。

それにしても、向かって右には八幡、左には産土、どちらもご神体であるはずの鏡がむき出しだった。
さすかに、正面の天照大神のご身体は扉の陰になっていたけど、いいのかな。

わずか、半日の旅行だったのだか、疲れてしまった。
久しぶりに、眠剤を飲む前に眠ってしまった。
明日は、筋肉痛でダルダルだろう。
談志を聴きに行けるか…


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