2000年6月の上旬のこと

2000年6月9日(金)
いつものように酒をのみ、明け方までテレビを見ていた。明日は土曜日、休みだ。


2000年6月10日(土)
昼過ぎに目が覚める。が、起きる気がしない。そのまま、また、寝ることにした。午後、再び目が覚める。ずっと同じ姿勢で寝ているので、身体が痛くなっている。しかし、寝返りを打つ気になれない。そのまま、じっとしていた。トイレにも行きたくない。食欲もない。夕方、取りあえず起きだして、残っていた食パンを2枚食べる。テレビを見ながら。明け方、ようやく寝た。


2000年6月11日(日)
昼遅く目が覚める。やはり、起きる気がしない。そのまま、寝ていることにする。寝返りを打つ気になれない、トイレにも行きたくない、食欲がない、のは昨日と同じ。明日は非常勤の授業も休みだ。


2000年6月12日(月)
やはり、起きる気がしない。終日寝ている。明日は、午後から非常勤の授業だ。これだけ寝たのだから、それまでには起きられるだろう。


2000年6月13日(火)
非常勤の授業に出かけるには、15時のJRに乗らなければならない。が、それまでに起きることができなかった。とりあえず、事務にメールを送る。授業開始10分前にやっと電話を入れる。そもそも、電話に出ることも、電話をかけることも、億劫だ。人と話すことが億劫だ。できることなら、何もしたくない。明日は、昼から会議、午後から教授会がある。何とか、なるだろう。


2000年6月14日(水)
輾転反側し、気がつくと、昼過ぎであった。どうしても起きる気がしない。そのまま、寝ていた。初めて、会議をサボった。


2000年6月15日(木)
午後から授業がある。大学院の演習と、学部の講義。ギリギリに起きて、タクシーで出かける。なんとか、ごまかした。


2000年6月16日(金)
14時50分から学部の演習がある。気がつくと、電話がなっている。時計は15時を過ぎていた。電話に出る気がしなかったが、なんとか、学部の学生に電話して、休講にしてもらった。


なんか、変だ、とは思った。でも、どうすることもできなかった。 この後、見かけは、普通の生活に戻れた、ように思う。 これまで入手した知識では、どう考えても、うつ病のように思う。医者に行かなければならない。が、ようやく、医者にかかる気になったのは、この2ヶ月後。


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