11月20日(日)

青森は雪であった。しかし、冬物をまだクリーニングに出していなかった。埃だらけの冬服(スーツとセーター)と、北国用のコート…が、なかった…うーんどこに行ったのだろう…コートには足がはえているわけではないのだが…とりあえずライナーをなくされた福岡用のコートを用意した。建物の中はチョー暖かいので、とりあえずなんとかなったけど、それにしても、クリーニングをなんとかしないとまずい。何しろ、財布とともに預かり証をなくしてしまったので、行けないでいるのだな。出しっぱなしの冬物があるように思う、あって欲しい、頼む…
順序は逆だが、11/19の夜は、かつて良く通っていた三亀松に行く。(予想通り)ちょうど恒例のボジョレーヌーボー祭りをやっていた。これがまた凄い。和食の板さんがフレンチを作るのである。
前菜は、ちょっと大きめに切ったパプリカ、セロリ、自家製ピクルスの上にフグの皮を湯引きしてのせ、さらにカリカリのニンニクのスライスをトッピング。自家製ドレッシングがうまいのは勿論、それぞれの食感がとてもいい。
お魚料理は、特製ミンチをサーモンでくるみ、自家製イクラをトッピングし、ソースはホウレンソウ。このソースがうまい。座敷の家族連れ、子どもがこのホウレンソウソースをパンにつけて喜んで(それも沢山)食べていた。ホウレンソウの甘味がとても優しい。
続いてタラバ。これは勿論文句なし。身がぎっしり、濃厚、泣けました。
お肉料理は、県産のカモ(ロースのみ)のワイン煮。自家製デミグラスソースがたっぷり。付け合わせにギンナン。この組合せが面白い。このソースもパンにつけてたっぷりいただきました。
で、この後、特製ピラフが出てくるのだ。
ご飯から作っているのに、米粒がパラッパラ。ニンニクに塩コショウ、そしてゴマがたぁっ〜ぷり。セロリの葉もいい香りと味を出している。噛めば噛むほど味が出る、なんとも絶妙な作り…ちびつと量が多かったけど、全部食べましたっ
そして、デザート。ラフランスのシャーベットは勿論自家製。なんと、カリカリに煎った蕎麦の実がトッピング。これまた味わい深い仕上がり。食感も面白いっ
すげぇー
サラダにしても、付け合わせにしても、シャーベットにしても、なんでまたこんな組合せを考えられるかな〜
で、田酒(青森市の地酒)の特別純米がまたこのシャーベットに合ったりする。さすがは田酒だ(勿論、祭りの主体はボジョレーヌーボーなのでこちらをいただいた…なかなか味わいのあるワインでした…後に田酒でござる)。
今度はいつ行けるかな〜、また行きたいな〜


うーん、これでは普通の日記だな。それも、ミョーな体験レポートだし…
ついでだ。
かつて菊駒の大吟醸を和ん主の(元は、割烹みき助本店の)にいさんにおみやげとして買って行ったことがあった。この酒瓶、フタがプラスチックで「グリップが良い」らしく、土佐酢入れに使われていた。先日、また頼まれた…3月の地震で壊れたか。菊駒の大吟醸は例のように青森駅前の市場(アウガ…「どぉ〜れ、すたば明日会うがぁ」の、会うが、だな、きっと…の地下)で入手、七戸の作田の特別純米も買った。さらっとしてなかなかよい。その他に、乾燥イチジク、リンゴグミ(2種)、リンゴのショコラグラッセも買いましたよん。
青森空港に行ってみると、なんと、田酒の四合瓶が陳列されている!
この店では、かつて、時々見たことがあったけれども、なんとまぁ、珍しい。
この機会を逃すまいと2本買おうとしたら、「お一人様一本でございます」ということだったので、友人に頼んで買ってもらった。その友人の友人に頼んで…と、やってみようかとも思ったけど、重いので止めた。なにしろ、機内持ち込みが2升分の重さだもの。
田酒の四合瓶、かつて、三亀松のママさんに頼んで買ってもらおうとしたのだが、「来年まで順番待ちだ」とタカビーに(あたしが直接ではないけど)突っぱねられたことがあった。一升瓶は入手できるけどね〜、やっぱり四合瓶だよな〜
できるなら、特別純米がいいのだけど、とても無理だよ、きっと。
だから、今度、三亀松で飲ましてもらおっ。「今度」行けるように頑張る(生きる)のである。


7 comments to this article

  1. なんとな〜く閲覧者

    on 2012年10月1日 at 13:53:57 -

    日本酒はやはり寒い地方のものの方が美味しい気がしますね。原料=米ってことで「米どころ」的なところ。
    バイト先でいくらか地酒をいただいたけれど…
    う〜ん、やはり父が新潟で出張みやげに持ち帰ってきたものや、友人(現在仙台在住)が送ってくれたものなんかが自分好みでしたね〜個人的には甘口と辛口の中間(やや辛口寄り)が好きかも…
    ただ、日本酒はのど越しがよいため、ついつい飲みすぎてしまうのが難点(?)かも。お腹についてしまうんで

  2. kumecchi

    on 2012年10月1日 at 13:54:54 -

    コメント、二つあったので、一つにしました。
    で、日本酒。福岡県嘉穂郡、玉の井酒造の寒北斗、いいでげす…探し方でげす…
    それよりも、一人で日本酒は危ない。ビールはすぐにお腹が一杯になるけど、日本酒ワインの類いはまずい。かといって、焼酎やウィスキーをストレートでやると、最初はいいけど段々と量が増えてくる。友人Aによると、酒の種類ではなくて結局量になる、同感。
    そもそも一人で酒はまずい…あたしは泡盛をストレートで…反省。

  3. なんとな〜く閲覧者

    on 2012年10月1日 at 13:56:11 -

    さすが、詳しいですね〜。寒北斗の名がでるとは…
    寒北斗は扱っています(バイト先で、です。宣伝ではないですが)
    でも五合瓶はたいてい飲みつくされているため、今までおこぼれを頂く機会を逃してます。麹屋や繁桝は飲ませていただきましたが(笑)。辛口系ということで、この季節鍋なんかに合うでしょうね〜
    それにしても、文字が飛び跳ねている感じがいいですね〜(20日付)今ごろなんですが。。

    私はこの休日は家から出ないで過ごす予定でしたが、珍しく友人から鍋のお誘いがあり、家でたらふく食べ(飲んで)きました。
    日本酒は一人で飲んだらヤバイ、とのことでしたが…2人とも似たもの同士であったため、結局一瓶空けてしまいました。…眠い。

  4. kumecchi

    on 2012年10月1日 at 13:56:50 -

    五合瓶とゆーことは、900mlか。普通は720ml、四合瓶なんだけどな。
    一人で飲んでいると、全然酔わないのが問題だと思うのでした。機械的に杯を重ねていて…特に仕事をしている最中は。
    少なくとも二人だと、多少は酔える。この違いが大きいと思うのでした。
    バイトの関係もあるけど、休日だし。寝るべし。
    ちなみに、24日夜はモツ鍋。研究室のメンバーが久しぶりに集うのでした。

  5. kumecchi

    on 2012年10月1日 at 13:58:04 -

    買ってきた四合瓶の田酒、純米酒だとばかり思っていた。なにしろ陳列棚には茶色の瓶があったのだから…茶色の瓶は特別純米ではないと、思っていたのだが…
    ところが、開けてみると、瓶の色がグリーン、特別純米だった!
    そう言えば、陳列棚の(茶色の)瓶は空だったし、レジでは奥から包装された商品を持ってきていたから、厳密には、陳列棚にあったものとは違うものを買ったのだろうな〜。
    それとも、陳列棚にあったのは特別純米の古い瓶とラベルだったのかな。値段は確かに特別純米の値段だ。
    いずれにしても、だ。
    三亀松でいただいたのは、特別純米ではないということだ。ラベルの田酒の文字が輝いていたし。どうやら、純米吟醸だったようだ。うっひゃー。
    やはり、がんばって青森に行こう。

  6. なんとな〜く閲覧者

    on 2012年10月1日 at 16:03:36 -

    やっぱり味は違いますよね…

    私は以前西条(広島)のお酒(銘柄は忘れてしまった)で、大吟醸!!を頂いたことがありましたが…
    まだ自分には早い(身に余る)…と思うお味でした。値段は言うまでもなく。
    比べて焼酎はもうちょい気楽に飲めます…笑。

  7. kumecchi

    on 2012年10月1日 at 16:04:08 -

    大吟醸は少なくなってしまうので、もったいないでげす。純米酒が日本酒らしくてええなぁ。費用対効果がいいかも。
    で、何といっても青森市の田酒、そして宮城県石巻市の日高見かな。飲み助でござる。