2013年末〜2014年始
義理の父義理の息子に囲まれて静かに暮れる大晦日なり 軍鶏つぶし鍋に作りし義父と母静かに暮れる大晦日なり 紅白を途中で消して寝入る義父母静かに暮れる大晦日なり たなびける雲の隙間の茜色高森町の元旦の朝 枯れ稲の棚田に残る雪 […]
そういえば
いくつか創っていた。 2009年5月20日 青い空見ている僕も澄みきって鳥になりたいそう思う午後 中川公隆 に触発されて 青空に見られたるかな飛ぶ鳥のもの思ふらし羽ぞ欲しける 2009年5月5日 去く人の姿かたちを重ねつ […]
飛蚊症
公園のベンチで横になりぬれば雲1つなし初夏の風吹く あを空の手前に焦点合わせれば煌めく点ぞランダムに飛ぶ 煌めける光に混じる細胞のやうなものあり往にて戻りき 濁りたる目にも空こそをかしけれ蒸し暑き風とろけつる脳 無理矢理 […]
自選21首
とにかく、寝ても寝ても寝ても寝てもねても、眠くて眠くて眠くて、寝てばかり居る。 幸い、念慮も企図もない。 詠んだ歌を読み返して、暗くなる。 心臓の上の肋間が痛い。これは、かつて、最初に就職した職場で味わったものと同じだ。 […]
その後
バスに乗り勝手知ったる道行けど変わらぬものを探しかねつる 20年通ひし床屋久々に髭剃り頼み父の話しす 仕事では細かく人に合わせしと父の噂を聞きて涙す 全身をピンクで固めバス停で行き先告げし娘ぞ一人 吾は多分かの父親と同世 […]
48時間後
父のそば丑三時に目が覚めるい往たるかほ見しばし眠れず 次々と昔のことを思ひ出し悔恨に吾押し潰さるる 明け方に通夜堂抜けて逃げ去りてホテルの部屋で一人かもねむ 絶え間なくマナーモードのケータイが痛む頭に責め込みにけり 気が […]
12時間後
人体の代替パーツ丸太から削り出す腕静かに消える 孫を見る前歯の抜けた笑顔でも容赦なき攻め勝負は譲らず 最後まで文字読み続けたる父なりし積み重ねたる新聞の山 鉛筆で書き込みをした辞書2冊拡大鏡で見てる父をり 日々弱る僧帽弁 […]
死にたくて
死を思ひ思ひ直して経回りきまだ前頭葉が静止せしむる 居酒屋の大将の顔ママの顔思ひ浮かべて企図止めるなり 浮かぶ顔家族仲間と指導生そは願ひのみ気配すらなし かじかんだ手を握りしめキーボードひたすら叩きインストールす 吾死す […]
2008年11月20日に詠める
入退院繰り返しつつ生き延びる父に呆れつ祝ひ酒呑む ただじっと服薬もせず一日を過ごす父親企図せざりしか 脳内の伝達物質出にくい母遺伝なりしか吾もまた同じ 入浴も片付けもせず一日を暮らす父なり吾に似てゐる 悲しみは酒も煙草も […]
20070928実家
老父母の 口癖しみる 玄関は ゆるゆるとした 時間が流る
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