24・36時間後
のどやなか日差しの中に梅一輪知ることもなく父は往にけり
障碍の足引きずりつ倒るまで自らせしむ父は往にけり
すいすいと鏨走らせて寡黙なり誇りを秘めし父は往にけり
イビキかき口半開き安らかないつもの寝顔で父は往にけり
直接の死因欄には癌とあり多臓器不全ぞ父は往にける
ちんまりと箱に納まり笑み浮かべ往にたる父のかほはつめたし
吾の父の訃報聞きたる人々は何とはなしに他人行儀
間接に聞きし吾さへきつければ直面したる母妹は如何
お互ひに目を合わせたくなし残された家族3人雑魚寝する通夜

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