見渡せば
見渡せば土手一面の春の色アレルゲンでも美しきかな
悲しいと
悲しいと書きその文字列を見るたびにズレていくそれ心臓の上
言いようの
言いようのない感情を医学書はとぢこめてゐる巧妙な技
悲しいと
悲しいとひとまず綴り凍りつく焦燥感が自己主張する
悲しいと
悲しいと綴る違和感医学書の記述に余るそれの実態
悲しいと
悲しいと強いて書くしかないんだなじっとしてても涙が落ちる
夕暮れに
夕暮れにいつもと同じ歩道橋車道に出たら楽になるかな
途切れなく
途切れなく車が通るふと思う出てみようかな何かかわるかな
見渡せば
見渡せば思い出せないモノばかり踏んづけ転びスーツに着替え
とりあえず
とりあえずコンピュータに向かう朝これだけはやるが続いて夜
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