2006年7月3日(月)〜4日(火)

午前中は、いつものように(儀式的に)、コーヒーを入れながら、タバコを3本、コーヒーを飲みながらまた3本、あっという間に時間が来て、タクシーで向かう。
授業が億劫、かもしれない。
が、やはり、授業をし始めると調子が上がる。
に、しても、ぼんやりタバコを吸っていた時の突然の留守電のメッセージには参った。留守電のメッセージはケータイに転送するようにしている。
なんと、上司から、明日、7/4のヒアリングに備えて、今日7/3の13時から事前打合せをしたい、という。授業とかぶってしまう。休講にするのかよぉ〜、やれば調子出てくるのに。
教育・研究よりも会議が優先される、のでは、あるが、13時からの授業は大学1年生を対象としたとてもとても大切な授業だ、それはおわかりいただけるでしょう、だから、出席は無理です、とメールを送っておいた…首切られるかな。

幸い、資料に必要事項を記入し、7/4の会議に出よ、とのメールでのお返事。
その会議、数週間前、出欠を尋ねられ出席すると回答したにも関わらず、出席者には名前が載っていなかった。
出なくてもいいのでしょう?と事務にメールを送ったのだが、梨のつぶて。
なんだろーねー

で、7/4の会議、は、JKセンターの主立った方々が、部局の情報機器、セキュリティ等の状況についてヒアリングする、というもので、恥ずかしながら、我が部局で、太刀打ちできるのはあたししかいない、にも関わらず、出席者に名前がないのだから、勝手にしやがれ、と、思っていた矢先の留守電だ。
上司は、副○○長が事情があって出られないのであたしに出てもらった、と、言い訳していたが、仮に某○○長が出席した場合でも、その某○○長があたしを呼んだことと思う。
強みはまだある。
何しろ、JKセンターの紀要への投稿、研究会での発表、という、実績もあたしは持っている。
もちろん、当のJKセンターの委員でもあるので、「主立った方々」はほとんど知っている人ばかりだし、当然、その委員会でバシバシ発言するから、彼らだってあたしのことは知っていたことだろう。
それにしても、なんで出席者から外したのかね〜

始まってみると、案の定、Linuxは何を使っている、とか、MTAは何だ、とか、端末室での学生の利用状況は、とか、コンピュータウィルス対策は、とか、両脇の我が部局の方々は辛い時間を過ごしていたことと思う。事務局も質問されて困っていた、ので、助けてあげた。
…助けられた、とは、思っていないだろうな。
それに、あたしのおかげで、我が部局には、(自慢できる*)独自のアプリケーションが複数存在している。公開しているデータペースだって複数ある。ヒアリングに参加していた他の部局よりも凄いのだぞぉ!

そうそう、情報教育に関して、暴れた。
某部局が、大学1年生の情報処理教育では、メールの送り方、ワードプロセッシング、表計算アプリケーションの使い方を教えてくれ、Pascalは学生に評判が悪い、等という、事情を知っているものにとっては強烈な「暴言」をはいたのだな。
…勿論、教材の砕き方、目標の設定の仕方、そして教え方が悪い、のかもしれないけど、ね。
JKセンターの方々がざわついたので、その隙に、あたしの持論を披露した。
つまり、メールの送り方、ワードプロセッシング、表計算アプリケーションの使い方、なんてのを大学でやるのは意味がない、そんなもんやっちゃったら、専門学校と変わりがなくなるではないか、仮に実施したとしても、ワードリテラシーやエクセルリテラシーが身に付くだけで、コンピュータリテラシーは身に付かない。大学における情報処理教育をどうすべきか、今では高校で情報を履修してくる学生もいるというのに、それだけ考えることだけでも大変なのだ。さらに各学部からの「素人の要求」、そんなジレンマに情報処理教育担当者は陥っているのだぁ!、わかりやがれ!
すると、間髪を入れず、某教授(今回はJKセンター側)が、それを言い出したら時間が足りない、と静かに止めてくれた。そう、20年前から、某学会では議論され続けているのだし、決まらないだろうさ。
某教授は、わたしだってやりたいことがある、とおっしゃっていた。そうだろうさ、情報の専門家だもの。そして、最後に、問題は誰が担当し実施するか、だ、人任せ(他部局の教員に依頼)にするのではなく、必要ならば担当すべき、と締めた。
よくぞ、言ったり!、その通り、要求だけでなく、自らが育てたい学生に必要ならば、自らそれなりの基礎教育をすべきなのだ。
…基礎教育って、何?という基本的な問題は残るけど。
少なくとも、あたしは、やっているつもりだ。
最近、我が研究室の名称を「尻拭い研」と言い換えることにしたばかりだった。
これまでの授業では聞いた事がない、なんとなく聞いた事がある、といった事柄を、必要ならば、丁寧に、短時間で、正確さを犠牲にして、わかり易く説明してから本筋に入る。
(正確さとわかりやすさは反比例する)

で、また、疲れた。7/5は、一日ダラダラしていることだろう。
タバコは一箱いくかもしれない。
あ〜あ


*勿論、あたし一人だけで開発したのではない。当時の院生の力技がなければ、今日の状態は存在していなかっただろう。今、その院生が就職したので、ようやく、(必要に迫られて)中身を理解し始めている、し、適当に改造もしている。

Author: Kumecchi

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