会議の日。
咳が出るし、ふらつく。
午前中、複数の口述試験の日程ですったもんだ。おいおい、そんなに単純に計算できないぞぉ〜
思わず、叫んでしまう。
どうにも、感情の抑制が効いていないようだ。
午後は指導生との打合せ、後、会議。
後、FD…正直、忘れていた…
院生の精神衛生について。
不肖ながら、指導生に対して、病気の可能性があるので精神科を受診しなさい、と、言うことは可能だ、し、実際に受診させることも可能だ。
幸か不幸か、あたし自身が現実に体験していることだし、それなりに説得力を持って語れる、し、説得もできる。
問題は、その後だと思う。
例えば…
家族に内緒にしておきたい。
社会人ならば、職場に知らせないでおきたい。
気持ちは、とおぉ〜っても、よぉ〜く、わかるっ
けど、さ。
家族や職場の理解がなければ、立ち行かないのが、このての病気である。
で、生々しい問題。
あたしが家族に対して、あるいは、職場に対して、何らかのアクションを起こしても良いのだろうか。
おせっかいではないだろうか。
あたしの担当医は、「それはあなたの仕事ではない、親の仕事だ」と言う。
ならば、なおのこと、親を巻き込まなければならないだろうに。
で、おせっかいの線引きについて質問した。
一瞬、講師が黙ってしまった。
どうやら、本質をついてしまった、らしい。また…か、な。
個別に対応しなければならない、と、言ってしまうのは簡単である。
しかし、それでは、学問としての責任を放棄していないか?
常々、気になっていた、の、だった。