むちゃな注文

友人が「夫の息吹」というフレーズを使って歌を詠みたい、というのですよ。

夫、が、気に入らない。
気に入らない、というのは、撥音が入っているから。
とはいえ、まぁ、「夫の息吹」で7音だから、三十一文字の3カ所に入れられる。
すんげぇ〜、機械的。

この家に夫の息吹なかりせば虚空をめぐるすきま風のみ


七七の部分に入れてみると…


独り寝の冷たき足を抱えけり夫の息吹あらまほしけれ
秋深し夜半の目覚めの月影にほのかににほふ夫の息吹


とか。

それなりに、ストーリーが見えてくる。
ちょーしこいて、前後に入れてみた。

譲り合い寄り添うことで改めて確認したり惑わずにゆく
この家に夫の息吹なかりせば虚空をめぐるすきま風のみ
幸あれと思わざれども君のゐる今日の吾こそ代え難きけれ
独り寝の冷たき足を抱えけり夫の息吹あらまほしけれ
生真面目に頑張りてゐる君をみゆ吾の前なら泣きてすむなり
秋深し夜半の目覚めの月影にほのかににほふ夫の息吹
君のかほカーテン越しに朝日さしきのふのことは忘れつるかな

ご満足いただけるでしょうかねぇ〜

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