自選21首

とにかく、寝ても寝ても寝ても寝てもねても、眠くて眠くて眠くて、寝てばかり居る。
幸い、念慮も企図もない。
詠んだ歌を読み返して、暗くなる。
心臓の上の肋間が痛い。これは、かつて、最初に就職した職場で味わったものと同じだ。
明日は木曜日、医者に行ってみよう。

「父は往にけり」を繰り返して使う、というのは、遊び、だね。歌を1首詠むと、もう1つできることがある。偶数よりは奇数にしたいので、もう1首作る。うつうつしながらでも、そんなことを考えている。
そんなことをしても、...忘れられないんだけど、さ。
で、4首創っちまうと、もう1首ひねり出して5首にする。
「父は往にけり」は、5首にした。6首目は言い方を変えてつながりを創ってみたりして。
何人かの友人にこれを送ってみた。社会人院生のSさんは返歌を送ってくださった。S谷先生は号泣したと誉めてくれた。

映画を観ても、ドラマを見ても、筋を追うことができない。集中できない自分に苛立つ。
寝入りばなに、パキシル服用停止に伴う副作用の1つの耳鳴りがしたりする。
ちゃんとパキシルは服用しているのに。
効いていない、ということかも。
セロトニン、ちゃんと出てくれ〜



人体の代替パーツ丸太から削り出す腕静かに消える
日々弱る僧帽弁にムチ打ちてモノ運びたるもの言わぬ父
酒飲みてふらつく帰りほつほつと身体の芯に凝るもの1つ
肉親を失ひて受く悲しみは心臓のうへ3センチ中
のどやなか日差しの中に梅一輪知ることもなく父は往にけり
障碍の足引きずりつ倒るまで自らせしむ父は往にけり
すいすいと鏨走らせて寡黙なり誇りを秘めし父は往にけり
イビキかき口半開き安らかないつもの寝顔で父は往にけり
直接の死因欄には癌とあり多臓器不全ぞ父は往にける
ちんまりと箱に納まり笑み浮かべ往にたる父のかほはつめたし
父のそば丑三時に目が覚める往にたるかほ見しばし眠れず
次々と昔のことを思ひ出し悔恨に吾押し潰さるる
明け方に通夜堂抜けて逃げ去りてホテルの部屋で一人かもねむ
絶え間なくマナーモードのケータイが痛む頭に責め込みにけり
気がつけば12時間が経過して式終はりたり情けなき吾
妹の電話を受けしその日より積もりたるモノ吾を眠らさず
心臓のうへ3センチ中ほどに痛みに似たるモノ膨張す
哀しみと名付けてみても余りたり太刀打ちできず飛び起きにけり
音楽も癒しざりけりギリギリと肋骨を押しぶちきらる夜
妹も母にもかのモノありたるか眠剤なくていかに眠らむ
眠剤も効かず眠れず朝が来てとうとう今日は初七日なりき

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